採用のポイント

ここでは、採用担当者が面接で見ているポイントを大きく3点に絞ってお伝えします。

転職の場合は特に即戦力を採用したいとするケースが多いので、入りたい熱意を強くPRできても、入職後に活躍するイメージを抱いてもらえなければ不採用となってしまいます。
そのため、熱意とともに自分のスキルや経験をしっかり伝えることがポイントです。

とは言っても、志望動機や転職理由も採用面接では確認される可能性はかなり高いので、そちらも忘れずに準備しておきましょう。

コミュニケーション能力評価

看護師としてさまざまなスキルをもった優秀な人材であっても、
組織の一員として適応力に欠けていれば、せっかくのその能力を発揮することができません。
面接官に与える印象が悪ければ、職員や患者様とうまく対応できないと判断される可能性があります。
コミュニケーション能力を評価する基準として、以下のポイントがあげられます。

明るい表情で受け答えできているか

第一印象は、合否に大きな影響を与えるといっても過言ではありません。
第一印象で暗い印象を与えてしまうと、患者様や同僚にも同様の印象を与えてしまうと受け取られます。緊張していても明るい表情を意識して面接に臨みましょう。

面接官からの質問に対して
「はい」「いいえ」のみで回答していないか

聞かれたことにしか答えないため、業務でも求められていること以上はしない可能性があると判断されることがあります。質問への回答には、あなたのご事情やお考えも一緒に簡潔に伝えることを意識してみましょう。質問には真摯に答える姿勢が大切です。

転職回数は多くないか

転職回数の多い方や、短期間で前職を退職している方は、採用担当者からするとやはり気になります。職場で人間関係がうまくいかなかったのか、協調性はどうか、退職理由は必ず聞かれると思いますので、面接前にポジティブな言葉で伝えられるよう準備しておきましょう。退職理由と志望動機に矛盾がないかもあらためて確認してみてください。

スキル・経験評価

転職では、即戦力の人材を求められることが多いので、
あなたのスキルを職場でどのように活かすことができるかを見られています。スキルや経験を評価する基準として、以下のポイントがあげられます。

即、業務に活かせるスキルがあるか

自分のスキルや経験を、新しい現場でどのように活かしていきたいかを伝えられると良いでしょう。もしあなたのイメージが違っていても、面接官から「逆にこういう部分で活かしてほしい」という意見も聞けるかもしれません。

応募先の求めている人材をイメージしているか

応募先が求めている人物像と完全に当てはまることは難しいと思いますが、どのような人材を求めているかは把握しておきましょう。求めている人物像に近づこうとする姿勢が大切です。

スキル、経験を明確に伝えられるか

自己PRする先に、曖昧な言葉やエピソードを話してしまうと逆効果になってしまいます。面接官はあなたの大きな成果だけを聞きたいのではなく、取り組んだ姿勢や感性を知りたいので自信をもって伝えましょう。

アピール評価

短期間での離職を防ぐためにも、志望動機や自己PRで、入職したい意欲を確認します。
また面接官は入職後どのように貢献できるのかを知りたいので、応募先のことをしっかり把握して、あなたがどのように活躍したいのかアピールしましょう。応募先のビジョンとマッチしているかがポイントになります。アピール評価の基準として、以下のポイントがあげられます。

なぜこの医療機関を選んだのか？

数ある医療機関の中でなぜこの医療機関を選んだのか、明確に伝えましょう。その際、「応募先は自分を採用することで何を解決したいのか」という募集背景を忘れないようにしてください。

他の医療機関との違いを理解できているか

病院規模、医療機能、経営方針は病院によって様々です。応募先の病院概要・経営方針などは押さえておきましょう。

ここだからこそ活躍できる！ということをPRできているか

上記をふまえて、ここ（応募先）だからこそ、あなたの強みをしっかり発揮できるというアピールをしましょう。